おはようございます。
先日の台風では皆様、影響はなかったでしょうか?
私は22日日曜日は勉強会に出席していて、夕方には台風に追われるようにして帰りました。
風の強さに傘が折れてしまいましたが、何とか家にたどり着くことができました。
今回から腸管免疫を高める方法として少しずつお話します。
今日は腸内フローラのお話です。
この腸管免疫というのは、風邪の予防だけでなく、アトピーや鼻炎、喘息含めたアレルギー疾患やその他のさまざまな疾患や症状改善にも関与していますので、日常生活にこの考え方を取り入れられたらと思います。
人の腸内には、腸内細菌が数百種600兆個以上も住み着いています。
それがそれぞれグループを形成して腸壁に住み着いており、顕微鏡ではお花畑のように見えることから腸内フローラと呼びます。
この腸内フローラは人種や年齢に加えて食事や生活習慣によっても構成が異なってきます。
腸内細菌には善玉菌と悪玉菌と日和見菌というのが存在します。
その理想的な比率は善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割と言われ、この状態をキープすることが大事になってきます。
そして、日和見菌は善玉菌と悪玉菌のどちらか多い方に味方をするのです。ほとんどが日和見菌である腸内細菌なのでいかに善玉菌を多くすることが大事かがわかりますね。
善玉菌は免疫力を高めたり悪玉菌を押さえつけたりして腸内環境を良くする方に働きます。
悪玉菌は全くないのも困るのですが、悪玉菌が作り出す有害物質が様々な不調を起こす原因となってきます。それはおなかの調子だけでなく肌の状態や体の代謝機能などに影響するのです。
そのために健康を保つためには腸内環境を良くすることが要になってきます。
この腸内フローラは生理的に赤ちゃんから大人になるのつれて変わってきますが、腸内環境を乱すものとして食生活や生活環境、生活リズムが大きく関わってきます。
そこで規則正しい生活、日内リズムに沿った生活、いい腸内環境を維持するための食事が重要となってくるのです。
ただ、夜勤などお仕事でどうしようもない方もおられるでしょう。そんな方はお食事や生活環境を見直されることである程度カバーされると思います。