はるなクリニック

国際オーソモレキュラー医学会

ゴールデンウィークも前半が終わりましたが皆様、楽しまれてますか?

今回は腸内環境のお話はお休みとして学会のお話をさせてもらいますね。

私は前半のゴールデンウィークの休み返上して東京へ国際オーソモレキュラー医学会世界大会へ出席してきました。
例年はカナダでするのですが今年は東京。
木曜日の夜の診療が終わってから最終便で東京へ。

いつもは勉強会には土曜日か日曜日に行くので、今回は翌日の金曜日は平日のために通勤ラッシュの電車にもまれながら会場へと行きました。

もともと私がオーソモレキュラーでの治療を取り入れたのは西洋薬や漢方薬でも良くならない人に視点を変えた治療をしたかったから。
症状はあり困っているのに検査では異常なし、一般の西洋医学ではお手上げです。
でも、東洋医学的にアプローチすると問題点が見えてきます。
それで大体対応できてましたが、それでもよくならない人に細胞レベルから体をみていくのがオーソモレキュラーです。

その学会で、今回、心に残った話題を簡単に話したいと思います。

まずは経済産業省の人の話。
高齢者を元気に健康寿命を高めること、高齢者の定義を変えることで現役世代が増え人口ピラミッドは変わっていきます。
そうすると元気に社会で活躍する高齢者が増え、現役世代への負担も減り、高齢者も生きがいを得るので体も心も元気になる、高齢者と現役世代がお互いを支えあう。
これって素晴らしいことですよね。皆ハッピーですね。
国がそのようなことを考えているということだけで少しうれしい気分になりました。
当院でも健康寿命を高める取り組みしていきたいなあと思ってます。

次に京都府立医大の先生の腸内環境の話。
何と日本人は他の種族とは違う固有の腸内フローラを持っているそうです。
ということは、日本人固有の食事指導が大事になるのかと、伝統食の見直しも必要かと思いますね。

ちなみにアメリカと中国は腸内フローラが似ているんですって。

しかし、今、日本人の食生活は変わってきています。
それによって日本人固有の腸内フローラも乱れてきております。
それが色々な不調をよんでいるのだと思いますね。

今までのブログにも書いてきましたが、腸内環境はとても大事です。

当院では、食事指導、その他の環境指導に加えてこの春から腸内フローラ移植いわゆる便移植を始めました。

人間の腸内フローラは1歳までに決まると言われています。
その後はどんなにプロバイオを飲んだとしても定着しません。

しかし、正しい食生活をして腸内環境を良くしていれば問題ない人も多いのですが、一部の人は食事に気を付けても調子が悪くなる人もいるのです。
また、適切な食事をしていなかったり強いストレスが原因で病気に苦しむ人もいます。

そんな時の救世主となるのが腸内フローラ移植なのです。

ドナーはかなり細かい検査を3か月に1回、家族歴などの詳細な問診もクリアした空が選ばれてます。

興味ある人はお問い合わせください。

最後は、ビタミンCが放射線被爆の害から守ってくれるというお話です。
完全ではないですが、発癌率が大きく低下するということです。
これ以外にもビタミンCには様々な効果があり、これだけということではないのですが、Cの話は後日させてもらいます。

今回、その他いろいろな情報を得ましたので、それを患者さんに還元してより良い医療ができたらなあと思う今日この頃です。

 

 

 

 

 

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