今日は大阪は台風直撃でした。
いつもは寝ている間に通り過ぎるのに今回は昨日からお天気マップとにらめっこ状態でした。
私の予約診療は午前の早めと別の日に調整させてもらい、本日の予約患者さんは早めに来てもらい無事終了しました。
私も帰れなくなると困るので午前中早めに帰宅し自宅待機です。
でも、院長は本日は近くのホテルに泊まる予定で近くに住むスタッフとともに午前診療は無事終了しました。
(院長は、地震や台風などの時も極力患者さんのためにクリニックを休診しないようにと前日也当日などに近くのホテルに泊まることが良くあります)
今回も午後の診察もするつもりでしたが、昼の間の雨風が強く結局休診することになったようです。すみませんでした。
さて、今年の夏は本当に暑かったですよね。
お盆の時には一瞬涼しくなりましたが、またぶり返したので余計に体のだるさがでてきたのでしょう。
これから少しは暑さはましになるでしょうが、やはり30度台はしばらく続くと思われます。
日本は高温に加えて多湿です。
カビが生えやすくなりますので食品の保存などにも十分に注意しましょう。
特にナッツやシリアルは保存に注意です。(カビ毒にも注意)
今回はカビの話をしますね。
以前は、腸内環境に関してグルテンやカゼインや砂糖などの食品が与える影響に関してお話ししましたが、実はカンジダというカビが腸にはびこると体に色々な悪さをします。
腸内細菌には俗に善玉、悪玉、境界型という3つのカテゴリーに分けられますが、それに加えてカンジダというカビも腸内には住んでいます。
善玉菌優位であればカンジダはあまり増えませんが、腸内環境が悪化するとカンジダが優位になる腸内環境になります。
では、カンジダが増えるとどうなるのでしょうか?
カンジダは色々な有害物質を産生し、倦怠感(副腎疲労)をひき起こしたりビタミンミネラル不足を起こします。
また、エネンルギー源として糖質を消費するので低血糖を起こし血糖調節障害を起こします。
血糖調節障害を起こすと自律神経の乱れが起こり、イライラや落ち込みなど感情の起伏が激しくなります。
低血糖になると体が糖を欲するので甘いものが欲しくなりますが、実は腸内のカンジダが脳に指令を出して甘いものを要求しているとも言われてます。
カンジダが脳をコントロールしてるんですね。
甘いものがやめられない人は依存性があると以前言いましたが、カンジダが生き延びるために脳をコントロールして甘いもの依存にしているとも考えられますね。
さらにグルテンなどと同じように腸に炎症を起こしリーキーガット(腸漏れ)を引き起こします。
それにより様々な免疫トラブルや神経トラブルが起こります。
カンジダが増えやすい環境とはどのようなものでしょうか?
砂糖などの甘いもの、抗生剤、ステロイドやピルの内服、糖質過剰摂取、発酵食品のとりすぎなどです。
抗生剤も必要な時は服用すべきとは思ってますが、念のためや乱用は良くないです。
また、発酵食品は体にいいのですが、偏りなどがあったり体の状態で控えたほうが良い場合にもやみくもにとることはあまりお勧めしません。
しかし、適度に利用することは決して悪いことではないと思いますよ。
私も、ぬか漬け(たまに手がぬか漬けくさいことがありますが、すみません)や発酵ゴマダレ、塩レモン、三五八漬け、発芽酵素玄米など作って適度には食べていますので。
でも、体調によりかゆくなることがあるので、その時は少し控えますね。
何事も中庸がいいのです。
やりすぎないこと、常に自分の体の状態に注意を向けることが大事かと思います。
最後に抗菌作用のあるものを食事にとりいれることがいいかと思います。
梅干し、わさび、生姜、ココナッツオイル、アップルビネガー、ニンニク、オレガノ、シナモン、ローズマリー、クローブなどですね。